暑い夏がいよいよやって来ました。

京都はやはり湿度が高いせいか蒸し暑く感じます。

日中は影に入ってもじっとしていられず、室内で涼むことが多くなりますね。

そんな暑い夏ですが、みなさんは暮らしの中で何から"涼"をとっていますか？

家にいて涼しさを感じられるものと言えば、エアコンや扇風機、団扇や風鈴などたくさんあります。

風邪に当たって涼むこともあれば、音や色を聴覚や視覚で捉えて"涼"をとることもできます。

今回ご紹介したい品は見た目から涼しさを感じられる「京うちわ」です。

「京うちわ」はどんな特徴がある団扇なのかご紹介しながら、見て楽しむ大人の涼み方をご紹介していきます！

元禄二年創業の京うちわ「阿以波」の透かしうちわ。

なんとも見るからに涼しげですね。

そしてとても繊細で品のある美しさ。

この京うちわは古くから親しまれているものなのです。

「京うちわ」は、団扇面と持ち手となる柄の部分を別に作り、後から柄を差し込む「差し柄」の構造が特徴的で、

「阿以波」ではうちわの骨となる竹の加工から紙の貼り合わせ、仕上げまでを熟練の職人が手作業で行います。

紙や竹は国産のものにこだわり厳選された材料が用いられています。

竹も、伐採してすぐのものは使えないので４〜５年乾燥させたものを使います。

材料を作る時間も含めると、人の手によって長い年月をかけて一つのうちわが出来上がるのです。

「京うちわ」は、京都の宮廷で使われていた団扇としても知られており、「御所うちわ」や「都うちわ」とも呼ばれています。

特に御所うちわは金彩などが施され優美な趣が魅力で、涼を取るだけでなく貴人や女性が顔を隠すために用いられていたそうです。

そもそも団扇の起源は古く、紀元前３世紀頃の周時代にはすでに使われていたそうで、中国から日本へ伝わったのは６〜７世紀頃と考えられています。

日本に伝わってから団扇の形態は徐々に変化を遂げ、また各地に広がった事で様々な装飾が施された華やかな団扇が作られました。

「阿以波」の京うちわの中でも「透かしうちわ」はとても繊細な細工が施され、職人の技が光る最高級の飾りうちわです。

ご自宅や大切な場所に飾って頂いたり、大切な人へのプレゼントにもお勧めです。

また、ご自宅へお客様をお招きされた際に「透かしうちわ」が飾られていると、お客様も季節や涼を感じられるでしょう。

「阿以波」の京うちわはお部屋の雰囲気も一段と格が上がるようなそんな品のある存在感があります。

インテリアとして「阿以波」の京うちわを選んでみてはいかがでしょうか？

ひなみでお取り扱いしている「阿以波」の京うちわ他にもございます。

オンラインストアで掲載されている商品は一部で、ひなみ本店にて他のデザインのものもご覧いただけますので

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